商用利用OK!著作権フリーのカッティングステッカーデザインサイト10選

カッティングステッカー

この記事は、オリジナルのカッティングステッカーを製作・販売したい方に向けて書きました。

商用利用が可能で、著作権フリー(またはライセンスが明確)な素材が見つかる、おすすめのカッティングステッカー デザインサイトを10個厳選して紹介します。

ライセンスの注意点も解説するので、安心してデザインを選びたい人はぜひご覧ください。

🚗 カッティングステッカーのデザイン探しでお悩みですか?

「オリジナルのカッティングステッカーを作って販売したい」

「車や看板に使うデザインを、著作権を気にせず使いたい」

「カッティングマシン用のデータ(SVGやAI)はどこで探せばいいの?」

カッティングステッカー製作において、デザインデータ探しは最初の関門です。

特に、作ったステッカーを販売する「商用利用」を考える場合、著作権やライセンスの確認は必須です。

この記事では、そんなお悩みを解決するため、商用利用が可能なカッティングステッカー デザインサイトを、ライセンス形態別に合計10サイト紹介します。

デザイン探しの前に、まずは基礎知識から確認していきましょう。

💡 まず確認!カッティングステッカー用デザインの基礎知識

カッティングステッカーのデザインを探す際は、以下の3つのポイントを理解しておく必要があります。

特に「ベクターデータ」は、カッティングマシンの必須知識です。

カッティングステッカーに必要なデータ形式

カッティングステッカーは、色や線の情報(パス)で構成される「ベクターデータ」が必要です。

一般的な画像(JPEGやPNG)は「ラスターデータ」と呼ばれ、拡大すると画像が荒れるため、カッティングマシンでは通常使用できません。

スクロールできます
データ形式特徴主なファイル拡張子カッティング適性
ベクターデータ点と線(パス)で描画。拡大・縮小しても劣化しない。.svg, .ai, .eps◎(必須)
ラスターデータピクセル(点)の集まり。拡大すると荒れる。.jpg, .png, .gif×(不向き)

デザインサイトでは、必ず「SVG」「AI」「EPS」のいずれかでダウンロードできるかを確認しましょう。

「商用利用OK」と「著作権フリー」の違い

この2つは混同されがちですが、意味が異なります。

  • 著作権フリー(パブリックドメインなど)
    • 著作権が消滅しているか、権利者が権利を放棄している状態です。
    • 非常に自由度が高いですが、該当する素材は限定的です。
  • 商用利用OK(ライセンス許諾)
    • 「著作権は放棄しないが、ルール(ライセンス)の範囲内であれば商用利用を許可します」という状態です。
    • 多くの素材サイトがこの形態を採用しています。
    • 「クレジット表記が必要」「素材のそのままの販売は禁止」などのルールがあります。

カッティングステッカーを販売する場合、この「ライセンス」の確認が最も重要です。


✨ 【無料&クレジット不要】カッティングステッカーのデザインサイト4選

まずは、商用利用が可能で、面倒なクレジット表記(作者名などの記載)も不要なサイトを紹介します。

手軽に利用したい方におすすめです。

1. Pixabay (ピクサベイ)

世界的に有名な完全無料の素材サイトです。

高品質なイラストやベクター素材が豊富に揃っています。

「ベクター」で絞り込み検索をすると、SVG形式のデータが見つかります。

  • ライセンス: Pixabayコンテンツライセンス [1]
  • 商用利用: 可(クレジット表記不要)
  • データ形式: SVG, PNG, JPG

Pixabay 公式サイト{target="_blank"}

2. ICOOON MONO (アイコン モノ)

白黒(モノクロ)のシンプルなアイコン素材に特化したサイトです。

単色のデザインが基本となるカッティングステッカーに最適です。

動物、ビジネス、乗り物など、カテゴリが豊富で使いやすいのが特徴です。

  • ライセンス: 独自ライセンス(再配布・販売は禁止) [2]
  • 商用利用: 可(クレジット表記不要)
  • データ形式: SVG, AI, EPS, PNG, JPG

ICOOON MONO 公式サイト{target="_blank"}

3. ソコスト (Sokos-t)

「あったらいいな」をテーマにした、シンプルでおしゃれな線画イラスト素材サイトです。

加工しやすいSVGデータが提供されており、カッティングステッカーのデザインにぴったりです。

  • ライセンス: 独自ライセンス(再配布・販売は禁止)
  • 商用利用: 可(クレジット表記不要)
  • データ形式: SVG, PNG

ソコスト 公式サイト{target="_blank"}

4. silhouetteAC (シルエットAC)

名前の通り、シルエット素材に特化したカッティングステッカー デザインサイトです。

人物、動物、乗り物など、カッティングステッカーで人気のテーマが網羅されています。

ただし、商用利用には重要な注意点があります(後述)。

  • ライセンス: 独自ライセンス [3]
  • 商用利用: 可(クレジット表記不要)
  • データ形式: AI, SVG, JPG, PNG
  • 注意点: ダウンロードした素材を「主要なコンテンツ」として商品化(ステッカー販売など)する場合、別途「商品化ライセンス」(有料)の取得が必要です。

silhouetteAC 公式サイト


✍️ 【条件付き無料】商用利用OKのデザインサイト3選

無料で利用できますが、「クレジット表記が必須」など、いくつかの条件が付くサイトです。

クオリティの高い素材が多いのが魅力です。

5. Freepik (フリーピック)

海外のサイトですが、日本語にも対応しており、非常に高品質なベクター素材が膨大にあります。

カッティングステッカー向きの洗練されたデザインが多数見つかります。

  • ライセンス: 無料ライセンスとプレミアムライセンス [4]
  • 商用利用:
    • 無料:可(クレジット表記が必須)
    • プレミアム:可(クレジット表記不要)
  • データ形式: AI, EPS, SVG, JPG
  • 注意点: ステッカーとして販売(商品化)する場合、Proプランの「マーチャンダイジングライセンス」が必要となる場合があります。

Freepik 公式サイト

6. イラストAC (illustAC)

シルエットACの姉妹サイトで、こちらはイラスト素材がメインです。

シンプルな線画やデザインも多く、カッティングステッカーに使える素材が見つかります。

ライセンス体系はシルエットACと共通です。

  • ライセンス: 独自ライセンス [3]
  • 商用利用: 可(クレジット表記不要)
  • データ形式: AI, SVG, JPG, PNG
  • 注意点: シルエットAC同様、ステッカーとして販売する場合は「商品化ライセンス」(有料)が必要です。

イラストAC 公式サイト{target="_blank"}

7. Vecteezy (ベクティージー)

ベクター素材専門の海外サイトです。

無料プランとProプラン(有料)があります。

素材によってライセンスが異なるため、ダウンロード時に個別の確認が必要です。

  • ライセンス: 素材ごとに異なる(無料 / Pro) [5]
  • 商用利用:
    • 無料:クレジット表記が必要な場合が多い
    • Pro:商用利用可(クレジット不要)
  • データ形式: SVG, AI, EPS, JPG

Vecteezy 公式サイト


💎 【高品質・有料】こだわり派向けデザインサイト3選

クオリティと素材数、ライセンスの安心感を求めるなら、有料サイト(サブスクリプション)がおすすめです。

8. Shutterstock (シャッターストック)

世界最大級の有料ストック素材サイトです。

圧倒的な素材数とクオリティを誇り、検索機能も強力です。

カッティングステッカーを本格的にビジネスとして展開する場合に最適です。

  • ライセンス: 標準ライセンスと特別ライセンス [6]
  • 商用利用:
    • 標準:可(印刷物50万部までなど制限あり)
    • 特別:販売目的の商品(ステッカーなど)に利用可
  • データ形式: AI, EPS, SVG, JPG

Shutterstock 公式サイト

9. Adobe Stock (アドビ ストック)

Adobeが運営する素材サイトで、IllustratorやPhotoshopとの連携がシームレスです。

高品質で洗練されたベクター素材が豊富です。

  • ライセンス: 通常ライセンスと拡張ライセンス [7]
  • 商用利用:
    • 通常:可(閲覧者数/部数 50万まで)
    • 拡張:販売目的の商品(ステッカーなど)に利用可
  • データ形式: AI, SVG, JPG

Adobe Stock 公式サイト

10. Canva (キャンバ)

厳密にはデザインツールですが、ツール内で使える素材が豊富です。

Canvaの素材を組み合わせてオリジナルデザインを作成し、SVG形式で書き出すことが可能です。

  • ライセンス: 独自ライセンス(無料 / Pro) [8]
  • 商用利用: Canvaの素材を組み合わせて「独自のデザイン」にした場合のみ、ステッカーとして販売可能です。素材そのものの販売は禁止されています。
  • データ形式: SVG(書き出し時に選択可), PNG, JPG

Canva 公式サイト


⚖️ 商用利用時の最重要チェックポイント「ライセンス」とは

ここまで紹介したように、「商用利用OK」にはサイトごとに異なるルール(ライセンス)があります。

特にカッティングステッカーを「商品として販売」する場合、以下の点に注意が必要です。

「利用」と「商品化(販売)」の違い

多くの無料サイトでは、広告やWebサイトでの「利用」は許可されていても、素材そのものが商品の主要な価値となる「商品化(販売)」を制限している場合があります。

  • OKな例: 会社の看板デザインの一部として、素材を利用する。
  • 注意が必要な例: 素材のデザインをそのままカッティングステッカーとして製作し、販売する。

シルエットACやイラストACの「商品化ライセンス」[3]は、まさにこの「注意が必要な例」に対応するためのものです。

有料サイト(ShutterstockやAdobe Stock)でも、販売目的の場合は「特別ライセンス」や「拡張ライセンス」[6][7]が必要となります。

ライセンスは必ず「一次情報」を確認する

この記事では各サイトのライセンス概要を紹介しましたが、規約は将来変更される可能性があります。

素材をダウンロードする際は、必ず各カッティングステッカー デザインサイトの公式サイトで、最新の利用規約やライセンスページを自分の目で確認する習慣をつけましょう。


🏁 まとめ:最適なカッティングステッカーのデザインサイトを見つけよう

今回は、商用利用が可能なカッティングステッカー デザインサイトを10選紹介しました。

  • 手軽に使いたい: 「Pixabay」「ICOOON MONO」などクレジット不要のサイト
  • 品質と選択肢を重視: 「Freepik」や有料の「Shutterstock」
  • 販売が目的: 「シルエットAC」や「イラストAC」で商品化ライセンスを取得するか、有料サイトで拡張ライセンスを取得する

あなたの目的や用途に合ったサイトを選び、ライセンスを正しく守ることが重要です。

ぜひお気に入りのデザインを見つけて、素敵なカッティングステッカー製作に役立ててください。


🙋 よくある質問(FAQ)

Q. アニメやブランドのロゴをカッティングステッカーにしても良いですか?

A. いいえ、推奨されません。

アニメのキャラクター、アーティストやスポーツチームのロゴ、ブランドのロゴマークなどには、著作権や商標権があります。

権利者に無断でこれらを複製してステッカーを製作・販売・配布することは、権利侵害にあたる可能性があります。

個人で楽しむ範囲(私的利用)であっても、権利侵害の恐れがあるため避けるのが賢明です。

Q. 「クレジット表記」とは具体的に何をすればよいですか?

A. サイトや作者のクレジット(© 〇〇, designed by 〇〇 など)を、デザインの近くや、Webサイトのフッター、商品説明欄などに記載することです。

Freepik [4] などの無料ライセンスで求められることが多いです。

ステッカーそのものに記載するのが難しい場合は、販売ページの概要欄などに明記する方法が一般的です。

具体的な表記方法は、各サイトの利用規約を確認してください。

Q. Canvaの素材をそのままステッカーにして売っても大丈夫ですか?

A. いいえ、許可されていません。

Canvaのライセンス[8]では、素材(グラフィック、写真など)を「そのまま」の形で販売することは禁止されています。

複数の素材やテキスト、図形などを組み合わせて、あなた自身の「オリジナルデザイン」にする必要があります。

デザインの一部としてCanvaの素材を使う、というイメージです。

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ステップに沿って入力するだけで、簡単に見積もり・注文ができます。


📚 参照リンク(脚注)

[1] Pixabay (Pixabay コンテンツライセンス: https://pixabay.com/ja/service/license-summary/)

[2] ICOOON MONO (ラインセンスについて: https://icooon-mono.com/license/)

[3] ACワークス株式会社 (ACヘルプセンター - 商品化ライセンス: https://help.freebie-ac.jp/tag/198/商品化ライセンス)

[4] Freepik (Freepik - 料金プラン: https://jp.freepik.com/料金)

[5] Vecteezy (Vecteezy - Pro License: https://www.vecteezy.com/licensing)

[6] Shutterstock (Shutterstock - 特別ライセンスとは: https://www.shutterstock.com/help/ja/articles/10617084)

[7] Adobe Stock (Adobe - ライセンス情報: https://stock.adobe.com/jp/license-terms)

[8] Canva (Canva - Canvaを使って販売用のデザインを作成する: https://www.canva.com/ja_jp/help/using-canva-to-create-products-for-sale/)

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